ダブルクリックで単語を選択すると、あとに続くスペースまで選択される不具合に対処する (Windows)

Windows をはじめとする、マウスなどのポインティングデバイスを用いて操作する OS やウィンドウシステムでは、テキスト上でダブルクリックするとその位置の単語が選択されるようになっている。

ただ Windows XP 以降の Windows にはこの機能に不具合があり、単語と、そのあとに続くスペースまでもが選択状態になってしまう。この細かな動作の違いがちょっとしたフラストレーションとなる。(OS X, GNOME, Adobe InDesign では見られない)

この不具合に対処する方法を二つ見つけたので紹介する。

ちょっとした操作を足すことで解決する

一つめは Windows のどのアプリケーションでも使える方法。

単語をダブルクリックしたあとボタンを離さずにマウスポインタを移動させると、後ろのスペースの選択が解除される。移動する向きは上下左右どちらでもよい。

できなかった方のために補足。ボタンを押す→離す→押す→ポインタを移動→離す、という流れになる。

Firefox, Thunderbird を使う

もう一つは Web ブラウザ Firefox と、メールソフト Thunderbird で使える方法。設定を変更することで、Windows でも意図する動作にすることができる。

Firefox の場合、アドレスバーに about:config と入力して移動、 layout.word_select.eat_space_to_next_word という設定の値を true から false に変更する。

Thunderbird の場合、メニューの「ツール > オプション」から「詳細」タブを選び、「設定エディタ」を開く。Firefox と同様に layout.word_select.eat_space_to_next_word の値を false に設定する。