Noto Sans Display / Noto Serif Display を使おう
自由に使用・改変ができ、収録文字数も豊富、極細から極太まで揃っている向かうところ敵なしということで話題となった Noto Sans / Noto Serif (和文はそれぞれ源ノ角ゴシック、源ノ明朝と呼ばれる)。
このフォントファミリー(統一されたデザインを持ちながら、太さやスタイルを変えて作られた書体グループ)には Display スタイルのフォントが用意されているのはご存知だろうか。
収録文字はラテン文字(いわゆるアルファベット)、キリル文字、ギリシャ文字に限られるが、見出しなどで十分利用価値はある。
Display スタイルとは
ファミリー内で Display と名の付くフォントは、大きなサイズで使用するためのもので、次の特徴がある。
- 大きなサイズで美しく見えるよう、線の向きや長さなどが異なる
- 細い線が文字を大きくしても細く見えるよう、より細く作られている(冒頭の画像を参照)
- 文字間が間延びするのを避けるため、通常よりも狭く作られている
Noto Sans の場合、S の形や a, n の曲線と縦線の接続部分の違いが顕著だ。もともと画面表示用に作られているため、通常の Noto Sans は拡大すると野暮ったいところがある。
Condensed スタイル
Noto Sans/Serif Display には、主に限られたスペースに情報を載せるための、文字幅を狭くしたコンデンスドスタイルも用意されている。しかも文字幅が異なる3種類が用意されている。
- Normal(無印)
- SemiCondensed
- Condensed
- ExtraCondensed
さらにそれぞれのコンデンスドスタイルに対し、9種類のウェイトとイタリック体が用意されている。
- Thin
- ExtraLight
- Light
- Regular
- Medium
- SemiBold
- Bold
- ExtraBold
- Black