MacBook Pro 15インチの買い替え検討メモ

2012年9月から使っている MacBook Pro 15インチ Retina ディスプレイモデル (Mid 2012) の調子が悪いので、思い切って新しい機種を買うことにした。

写真や印刷物を扱うには sRGB(公式な仕様としては書かれていないがそのくらい)のディスプレイがややつらいので、DCI-P3 の広色域ディスプレイに少し期待している。

サイズの選択

最新 (Mid 2018) の MacBook Pro は13・15どちらのモデルも輝度500ニト (= cd/m²)、広色域(P3)のディスプレイを備える。True Tone(環境光に合わせて色を調整)に対応しているのは15インチモデルのみ。

現在15インチモデルを 1680 × 1050 スケーリング表示しているが、13インチモデルでは「領域を拡大」の最大がこの解像度に当たる。しばらく外部ディスプレイを使用しないことを考えると、13インチでは表示が小さくなりすぎるだろうから15インチを選択する。

CPU の選択

写真のRAW現像は single core score が影響する。スコアと価格を考慮すると Core i7 2.2 GHz モデルでも十分。

機種 CPU Single Multi 価格
MacBook Pro 15 Mid 2018 Core i9-8950HK 2.9 GHz 5,349 22,622 +44,000円
MacBook Pro 13 Mid 2018 Core i7-8559U 2.7 GHz 5,140 17,763 −22,000円
MacBook Pro 15 Mid 2018 Core i7-8850H 2.6 GHz 5,055 21,470 +11,000円
MacBook Pro 15 Mid 2018 Core i7-8750H 2.2 GHz 4,913 21,172 +0円
MacBook Pro 15 Mid 2012 Core i7-3615QM 2.3 GHz 3,235 10,713 --

メモリの選択

16 GB → 32 GB で +44,000円

あとから増設不可能なので 32 GB を選択する。

Photoshop CS6 で幅 6000 px、レイヤーが10枚程度のデータを開くとメモリを 1.4 GB 消費する。

ストレージ

512 GB → 1 TB で +44,000円

今後データが増えることを考え、余裕のある 1 TB を選択する。

現在の MacBook はストレージが 512 GB。iPhone (128 GB) のバックアップはローカルに完全バックアップを作成している。必要ないデータは外付ハードディスク 2 台にバックアップしてある状態で空きが 90 GB くらい。

付属品等

MacBook Pro 2018 には USB-A 端子がなくすべて USB-C なので変換するアダプタを購入する。また最近購入した EOS RP を接続するためのケーブルも合わせて購入。

購入したもの

検討した仕様で税別368,800円、税込398,304円。円安とは本当に恐ろしいものです。

その上で認定整備済製品を確認してみたら、より高いスペックのものが同価格で買えることが分かった。迷わずこちらを購入。

新旧を比較してみると CPU 性能が 65 % 向上した以外にも、サイズがやや小さく薄くなり、190 g 軽くなるメリットもあった。

プロセッサ Core i7 2.3 GHz Core i9 2.9 GHz
メモリ 8 GB 1600 MHz DDR3 32 GB 2400 MHz DDR4
ストレージ 512 GB SSD 1 TB SSD
グラフィックス NVIDIA GeForce GT 650M Radeon Pro 560X
ディスプレイの色域 sRGB DCI-P3
寸法 359 × 247 × 18 349 × 241 × 16
質量 2.02 kg 1.83 kg

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新旧の MacBook Pro 15インチ。Apple ロゴが小さくなっている