CPI のレンタルサーバで SCP を使う方法

CPI のレンタルサーバのプランのひとつ「共用レンタルサーバー ACE01」では SSH は使用できるが、SCP は使用できない。

SSH でログインして scp コマンドを実行してみると、どうやら scp コマンドがインストールされていないので使えるようにしておこう。

設定方法

  1. CPI のウェブコントロールパネルから SSH の設定を有効にする。
  2. SSH の鍵を生成し、秘密鍵をダウンロードする。ここで設定テストサイト、本番サイトどちらから設定しても共通の設定となる。
    (ここでダウンロードできる秘密鍵は OpenSSL 形式なので、PuTTY 等で使う場合は PuTTYgen で変換する)
  3. SSH でログインし、 uname -a コマンドでアーキテクチャを調べる。例えば FreeBSD 10.1-RELEASE-14 AMD64FreeBSD 8.4-RELEASE-p11 AMD64 だということが分かる。
  4. 前の手順で調べたアーキテクチャで使用できる scp のバイナリを入手する。FreeBSD の場合は 8.x 以前では *-livefs.iso を、 9.x 以降の場合は *-disc1.iso から入手するのがよい。
  5. SFTP で接続し、ホームディレクトリに bin というディレクトリを作成する。幸い ~/bin にパスは通っている。
  6. 作成した bin の中に scp のバイナリをアップロードし、SFTP または chmod 755 ~/bin/scp で実行権限を与える。

他に入れておくと便利なコマンド

  • du: 容量が逼迫してきたときに、どのディレクトリのサイズが大きいか調べるのに便利
  • nslookup: たまに nslookup したくなったときに端末を意識しなくてよいので便利
  • whois: たまに whois したくなったときに端末を意識しなくてよいので便利
  • gcc, cc1, cc1plus, as, ld など: include や lib も持ってくれば C/C++ で書いたプログラムをコンパイルできるので癒されたいときに