Webページのフォント指定
Webページにフォントを指定するときの、たまに見かける間違い。
Osaka が太すぎて読みづらい!
本文の書体として Osaka が指定されていて、Mac OS X で見ると太すぎて読みづらい。Mac OS 9 以前の標準書体であったことや、一時期一部の人の間で Osaka がはやったこともあって、その名残だろうと思う。
まず Windows に標準で入っている和文フォントは次の通り。
- MS 明朝/MS P明朝
- MS ゴシック/MS Pゴシック
- MS UI Gothic
- メイリオ (Windows Vista以降)
次に Mac OS X
Mac に Microsoft Office をインストールすると、MS (P)明朝/ゴシックが同時にインストールされる。
Osaka は 平成角ゴシックW5 + Geneva Regular 相当。また、MS ゴシックはリョービゴシック-B相当。どちらも本文としては太すぎるので、他のフォントがある場合は避ける(わざと太くする場合はこの限りではない)。
したがって、本文にサンセリフ + ゴシック体を指定する場合は次の順で行う。
テストコード。Mac OS X 10.6 + Safari 4.0.4/Camino 2.0.2/Opera 10.10 で確認。
<!DOCTYPE HTML> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Webページのフォント指定</title> <style type="text/css"> body { font-family: "Georgia", "ヒラギノ明朝 Pro", "メイリオ", "MS 明朝", serif; } h1 { font-family: "Helvetica Neue", Helvetica, Arial, "ヒラギノ角ゴ Pro", "メイリオ", "MS ゴシック", sans-serif; font-weight: bold; } </style> </head> <body> <h1>Web ページのフォント指定</h1> <p>Web ページのフォント指定</p> </body> </html>
※Windowsでヒラギノフォントをインストールしていると表示が汚くなることがあるので、和文はserif/sans-serifのみ指定するのがよいかも。
参考
- CSSでのフォント指定、それは戦い。 - Rewish
- Travellers Tale: スタイルシートでのフォントの名前
- 補足:最近のFirefoxではウェイト指定のありなしに関わらず、そのファミリーで表示される。ウェイトは font-weight にしたがい、normal が W3、bold が W6 になる。
- http://wiki.osdev.info/?%A5%B7%A5%B9%A5%C6%A5%E0%A5%D5%A5%A9%A5%F3%A5%C8