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PuTTY に付属する PSCP でファイルを転送する

Windows には scp コマンドがない(Windows 10Windows Subsystem for Linux にはあるかもしれない)。SSH クライアントに PuTTY を使っているなら PSCP を使おう。

PSCPコマンドラインで動作するツールながら、PuTTYGUI 上で接続条件を設定してセッションとして保存しておけば、それを読み込めるのが便利なところ。

セッションを使用してファイルをリモートから転送するには次のコマンドを実行する。

pscp -C -load セッション ホスト名:/コピー元/の/ファイル ファイル名

逆に、ローカルからリモートへファイルを転送するには次のコマンドを実行する。

pscp -C -load セッション ファイル名 [ファイル名...] ホスト名:/コピー先/ディレクトリ

scp コマンドと同様、 -r オプションを使用することでディレクトリのコピーも行える。

Excel 2013 でスラッシュ(/)が入力できない場合の対処法

Excel でセルの先頭に「/」を入力しようとしてもできない。

これは図のように、メニューを選択するショートカットに割り当てられているからだ。もし入力したい場合はセルをダブルクリックするか、 F2 キーでセルを入力モードにしてから「/」を入力する必要がある。

「/」キーを押すとメニューが選択される

たまにしか入力しない場合は問題ないが、頻繁に「/」を入力する必要がある場合は、設定を変えることですぐに入力できるようになる。

設定方法

  1. リボンの「ファイル」タブを選択する
  2. 「オプション」を選択
  3. Excelのオプションが開くので、「詳細設定」タブを選択
  4. 下にスクロールすると「Lotus との互換性」の項目の下に「Microsoft Excel メニュー キー」の項目があるので、「/」が入力されているのを削除する

標準で「/」に割り当てられているが、 Alt や F10 キーを押したときにも同じ動作となるのでわざわざ「/」を使うこともないだろう。

システムフォント San Francisco を Photoshop, Illustrator から使う

文字のこと Mac

WWDC 2015 で発表された macOS, iOS, watchOS, tvOS 専用のシステムフォント San Francisco。

iOS 9 や OS X 10.11 El Capitan 以降、画面の様々な部分に使用されているが、一般のアプリケーションからは選択することができない。

しかしながら、 macOS, iOS, tvOS / watchOS 上で動作するソフトウェア製品のモックアップを作成する用途限定で Apple Developer のページからダウンロード、使用することができる。

San Francisco のダウンロード

次のページからダウンロードできる。iOS, macOS, tvOS 用の San Francisco Fonts と watchOS 用の San Francisco Compact Fonts は別のファイルとなっている。

ダウンロードした Zip ファイルを展開すると macOS 用のインストールパッケージになっているので、規約に同意の上インストールする。

すると「SF UI Display」「SF UI Text」の二つのファミリーが使えるようになる。

SF UI Display と Text の違い

和文フォントでは馴染みが薄いが、高品質な欧文フォントでは見出し用の Display と本文用の Text が含まれている場合がある。San Francisco でもこの例に漏れず、それぞれ見出し用と本文用を指している。

このように二種類用意されているのは、同じ形の文字であっても、大きさが違うと読みやすさや印象が異なってくるため。次の図はどちらも San Francisco Display で、大きさを変えたものを並べてあるのだが、どう見えるだろうか。

WWDC 2015 - Introducing the New System Fonts - 98 ページより

それに対し、小さい文字には San Francisco Text を使ったもの。

WWDC 2015 - Introducing the New System Fonts - 99 ページより

こちらのほうが、すっきりとした印象を受けるのではないだろうか。よく見ると文字の間隔や、a, e, g の横の隙間の空き具合が異なる。実際 Display と Text を重ねてみると、だいぶ輪郭が違うことが分かる。

WWDC 2015 - Introducing the New System Fonts - 113 ページより

また、Display のほうにはより細い Ultralight, Light, Thin の三種類のウェイトが追加されている。

SF UI Display と Text の使い分け

実は WWDC 2015 - Introducing the New System Fonts でも説明されている通り、この二つのファミリーは文字の大きさによって自動的に使い分けられている。

WWDC 2015 - Introducing the New System Fonts - 125 ページより

この図の通り、20 ポイント以上では Display を使い、それ未満では Text を使うのがよいだろう。

San Francisco と San Francisco Compact の違い

前述した通り、San Francisco は iPhone, iPod, Mac, Apple TV で使用される iOS, macOS, tvOS 用、San Francisco Compact は Apple Watch で使用される watchOS 用である。

San Francisco Compact では、より小さな画面でより多くの情報を表示するため、 e や o などの丸いアルファベットの側面が直線的に処理されいる。そして、次の図のように無印 San Francisco と混在して使用されることはない。

WWDC 2015 - Introducing the New System Fonts - 27 ページより


参考

しっとりとした本文用明朝体「ろうまん仮名」

文字のこと

新書や雑誌の本文が、モリサワリュウミン R-KL で組まれているものをよく見かける。買い切りでお得な基本書体パックに含まれているし、その業界ではだいたいの環境で使えることが多いので使いやすいのだろう。

しかしながら個人的にリュウミンは見出し向けの書体であると思っている。ハライは伸びやかだし、仮名はそれぞれの美しさを競っている。それが本文となると、必ずしも読みやすいとはいえない。

そんな中ひっそりと、フリーの本文用明朝体「ろうまん仮名」が公開された。

過去にフリーフォント界隈で話題になった「かちどき仮名」と同じ作者によるもので、それと同じように東京築地活版製造所の初号明朝体の面影が見られる。線のコントラストやハライの先端処理などを見る限り、リュウミンと組むことを想定しているようだ。

含まれるフォントは次の通り。

  • K-ろうまん仮名-L
  • K-ろうまん仮名-R
  • K-ふうが仮名-R

このうち、「K-ふうが仮名-R」は K-ろうまん仮名-R と骨格同じくして、やや細めのウェイトとなっている。

試しに リュウミン R と ろうまん仮名 R で組んでみたものがこちら。例文は北原白秋『雀の卵』より。すずめかわいい。

リュウミン R + ろうまん仮名 R

比較のため リュウミン R-KL だけのものがこちら。ろうまん仮名のほうがしっとりと落ち着いた印象を受ける。

いわゆる「オールドスタイル」の仮名を使いたい場合、最近のモリサワパスポートにはタイプバンク書体も含まれているので、「オールドスタイル」の源流である東京築地活版製造所の名を持つ「築地」を合わせる手もある。

リュウミン R + 築地 M

「ろうまん仮名」は DLmarket から無料でダウンロードすることができる(要会員登録)。

grunt-group-css-media-queries でメディアクエリを決まった順序にする

Less をはじめとした CSS プリプロセッサを使えば部品の単位ごとにメディアクエリによる分岐を行えるので便利だ。その一方、CSS ファイルのあちこちに @media (max-width: ...) { ... } という記述ができてしまうため、ややファイルサイズが大きくなる。

そこで group-css-media-queries で同じメディアクエリをまとめることになるのだが、現時点での最新バージョン1.1.0 より前のバージョンでは順序が定まっていない。Grunt 用のタスク grunt-group-css-media-queries ではバージョン 1.0.1 を使うようになっている。

Grunt 自体が見捨てられたのか、それとも別の CSS プリプロセッサではそこまで面倒を見てくれるのか分からないが、最新バージョンを使うようメンテナンスもされていない。

group-css-media-queries 1.1.0 を使う

すでにインストール済みの grunt-group-css-media-queries で group-css-media-queries 1.1.0 を使うよう変更するには、 node_modules/grunt-group-css-media-queries/package.json を編集する。

まず dependencies に書かれたバージョンを次のように変更する。

  "dependencies": {
    "group-css-media-queries": "~1.1.0"
  },

そして、node_modules/grunt-group-css-media-queries ディレクトリで次のコマンドを実行する。

npm install

応急処置的な方法だがこれで group-css-media-queries 1.1.0 が使用されるようになる。